神奈川県、三浦半島の先端。

 畑と木々に囲まれた山の中腹。

 土と緑の香り深いところに、作陶を趣味とする仲間たちが集う陶芸の里、「夢窯」はあります。

 里の中心にある陶芸窯は、穴窯といわれる歴史的に最も古いといわれる形の窯で、山の斜面に耐火煉瓦を積んで造られています。穴窯で焼いた陶器は焼き締め陶(炻器)といい、炎と薪の灰による独特の風合いが特徴です。夢窯では年に一度、窯焚きが行われ、五昼夜にわたり薪をくべ続けます。穴窯に火を入れるための準備は1年かけて行います。薪を集め、薪を割り。土を練り、形づくり、乾燥させる。陶器はほとんどが手びねり、手ろくろを使って作りますから、一つとして同じものはできません。同じ大きさの茶碗を作っても、日により、人により形は変わり、さらには焼きによって色合いも変わります。こうして時間と手数をかけて作った作品には、素朴ながら力強さを感じることができます。


 このホームページでは、そんな夢窯の日常と、陶芸のいろいろ、そして夢窯のイベント(展示会や販売情報)について発信していきたいと思います。

 陶芸に興味をお持ちの方、お近くにお住まいで夢窯について知りたい方、夢窯で陶芸をやってみたい方。多くの方のアクセスをお待ちしています。


 ※このホームページ内には夢窯の連絡先など載せておりません。製品を作る窯ではなく、陶芸を趣味とする人たちが集う小さな窯ですので、ご了承ください。夢窯に来てみたい、夢窯で陶芸をやってみたい、あるいは夢窯で作られた陶器を買いたい、という方は大歓迎です。イベントでお配りするパンフレットや、窯の近隣にお住いの方にお配りしている展示会のパンフレットには連絡先を載せてあります。また、夢窯に直接来ていただければ、陶芸体験、ギャラリー見学や陶器販売など行っております。ぜひ遊びにいらしてください。体験やギャラリーについて詳しくは、当ホームページ内のそれぞれのページをご覧ください。

 

        夢窯全景。中央で煙を上げている煙突の下に窯があります。山の斜面を利用した穴窯です。